四月から始める予定の造園工事。

個人邸のお庭なんですが、そこのイメージパースをタブレットパソコンで描いています。

 

紙にペンで絵を描くように、画面をタッチペンでなぞって描きます。

手描きは手描きなんですが、紙に描くより格段に便利です。

何が便利って、〝元に戻る〟ボタンで何度でもやり直しがききます。

消しゴムみたいに消し痕が残りません。

そして何よりも、レイヤー機能が素晴らしい。
(レイヤーとは?ん~、イメージとしては透明の紙に絵を描き、重ねていくイメージでしょうか。
〝線画〟〝影〟〝塗り〟のように別々のレイヤーに描き、重ねていくので、それぞれ別々の編集が可能となります)

描いた後からの修正も追加も、チョチョイのチョイです。

外構CADを使ったコンピュータグラフィックでパースを描くこの時代に、手描きで勝負を挑む、見るからにアナログ人間全開のこの僕が、実はこんな代物を駆使していたなんて

『おいおい。ホンマかいな。松原が?嘘やろ?』と、絶対驚いてるはずです。

今回は和洋でいうところの洋風庭園ですので、こういうタッチで描きましたが、墨絵風も練習中です。

 

筆圧をうまく調整すれば、結構それっぽいのが簡単に描けます。

庭工事にかぎってはプレゼンはかなり大事ですから。

出来合いの材料を組み合わせる外構工事と違って、庭工事は一からそこにモノをつくっていく作業となりますので。

どんなものをつくろうとしているのかをどれだけ依頼主に伝えれるか。

且つそれがシンクロしているのかを互いに確認し合う、大事なプロセスの一つです。

時間を惜しまず、暗中模索であーでもないこーでもないと、試行錯誤を繰り返しながら、今このタブレットパソコンに手応えを感じています。

二次元での作庭も、一流の庭師を目指すなら、ええ仕事をしとかんとあきませんもの。