珍しい品種の植物をたくさん集めておられるお客様でした。

『このモミジはめちゃめちゃ真っ赤に紅葉するんやで~』とか

『ほんで、このモミジは新芽がそらもう綺麗なんやで~』とか

『このドウダンはな、○○にしか生息してない珍しい品種なんやで~』とか。

特に紅葉するものがお好きなお客様で、
そらもう色んな品種の特徴を教えていただきました。

庭にはそんな鉢物が所狭しと並んでおりました。

写真は12月頃の、もう散りはじめのものです。
綺麗な写真じゃなくてゴメンナサイ。

実は10年以上前になりますが、松原造園がつくらせていただいたお庭です。

で今回、その庭のフェンスを一部撤去して、目隠しの柵を建て、植木鉢の棚をつくってくれとのご依頼でした。

高台にある家とはいえ、リビングの窓から表の道路が丸見え。

これを改善するには目隠しの高さは1.8mくらいは必要です。

まぁでも、そのくらいの高さなら色んな製品もありますし、どうにだってつくれるんですが、問題は植木鉢の棚です。

リビングからよく見えるところですから。

お客様が大切にしている鉢物を飾る棚ですから。

カッコいい植木鉢の棚ってどんなんでしょう。

んん~

目隠しと棚。目隠しと棚。

んん~

目隠しで棚。目隠しで棚。

おお~

目隠しの棚か!!

無い頭でも、頑張ったらなんとか閃くもんです。

あるアイデアとあるアイデアを繋げまして
つくりましたのはこんなブロック塀。裏側の写真ですけどね。

コイツの好きな穴に、あつらえの板をはめ込みますと、見事盆栽棚の完成。

板は穴に丁度の寸法で差してあるだけですので、簡単に鉢物の大きさに合わせて
棚の位置を任意に替えることが出来ます。

お客様には、機能性もさることながら、
そのデザイン性にもご満足していただくことが出来ました。

たしかに。

お恥ずかしながら自分でも今回の閃きには絶賛。

鉢物好きではないけれど、自分の家にもつくりたくなったもんね~。