12月30日。
無事に松原造園は今日が仕事納めとなりました。

今、このブログを書けることにたいして、達成感と安堵感に包まれております。

だって、年内の仕事を年内にきっちりと納めて、松原造園は無事に正月を迎えられるか、もう心配で心配で。

それもこれも、誰一人体調を崩すことなく、休日も返上して頑張ってくれた職人さんたちのおかげです。
本当にみんな、よくやってくれました。感謝の気持ちでいっぱいです。

年末のお仕事を少しだけ紹介すれば。

知恩寺養源院にお手入れに行ったときのこと。

 

ご住職と、〝敷き松葉〟の話になりまして。

敷き松葉とは、庭の杉苔が霜で傷むのを防ぐため、松葉で覆い、養生することです。
しかし現在では、そういった機能性よりむしろ、冬の風物詩、風情としてされていると言えるようです。

実際、敷き松葉っちゅうものをやった経験がなかったものですから、時間の許す限りとはなりますが、一度養源院でもやらしていただくことになりました。

松葉の敷き方にも色々あって、無造作に敷きつめたのや、模様をあしらったり。
どうせするなら、模様をあしらってみないと勉強になりません。

ちょうど折よく、植木屋仲間がフェイスブックに『敷き松葉の勉強会に行ったよ』なんていう記事をアップしていたので、それを参考にすることに。

 

庭全体からすれば、ほんの僅かの杉苔にしか敷けてませんけど。。。

なかなかいいもんじゃないか、敷き松葉。

松葉と戯れ、無心で並べたあっという間の約半日。楽しいひとときでした。

つづきまして、久邇宮邸跡地に建てられたという〝ホテルくに荘〟にて、玄関前の庭園オブジェのお仕事です。

くに荘は京都御所の東側に位置する鴨川べりにあり、如意ヶ岳の大文字のちょうど真正面となる抜群のロケーションと立地条件をもったホテルです。
 

 

KKR京都くに荘

 

玄関脇のこの部分を和テイストに仕上げるというお仕事でした。

 

 

ホテルの方にも満足していただけまして、『年明け早々、反対面もやってくれ』というオファーもいただきました。
庭志冥利に尽きるじゃあありませんか。

2013年も沢山のお仕事をさせていただきました。

その沢山させていただいた仕事の中で、抜粋してこうしてブログにて紹介させていただいてるわけですが、どのお仕事も、松原造園は全力であたらせていただきました。

おかげさまで沢山のお褒めの言葉を頂戴しました。
しかし、お叱りの言葉やご意見もまた戴きました。

庭にかかわるどんな仕事もやり遂げてみせる自信は大いにありますが、まだまだ知らないことが山ほどあることも、お恥ずかしながらまた事実。

戴いたお叱りの言葉やご意見には猛省し、勤勉し、2014年の糧へとしたいと思います。

2013年の夏。松原造園が燃えに燃えまくったあの〝源氏の湯〟に門松を飾り、松原造園の仕事納めとさせていただきます。

 

どうぞ皆様、良いお年をお迎えくださいm(_ _ )m