いちいち言わんでもええことですが、連日暑いです。

この猛暑真っ只中の今、松原造園は9月4日のオープンに間に合わせようと
〝宇治天然温泉 源氏の湯〟の露天風呂の石組工事と造園工事に無我夢中であります。

前回、ブログで報告させていただいたのが7月4日。
露天風呂の石組がほぼ終わったよ♪なんて報告をさせていただいたんですが、あれからかなり進みました。

前回の記事はこちら。
露天風呂。石組、順調。

で、出来た石組の目地入れです。

 

常は自然石で組んだ石積にはセメントで目地を入れたりすることはありません。
そりゃなんでかと言いますと、目地は石を〝軽く〟してしまうからです。

石の陰影。濃淡。重なり合い、支え合う石と石との合端。相性。

その全てを目地は隠してしまうからです。
しかし、これはお風呂ですから当然セメントで目地を入れます。

しかもかなり太い目に。のっぺりと。

裸で入るわけですから、あまりゴツゴツし過ぎるのはNGです。
この目地入れ作業。
かなり根気のいる作業です。

炎天下の中、黙々と目地べらで舐めるように仕上げていきます。

 

女湯 目地入れ完了。
実際はあれだけ手間暇のかかった作業。

苦労なんて人に見せるもんじゃないし、自慢するもんじゃないんでしょうが、このブログのあっけなさったら。
毎回のことですが、なんかヘコみます。

で、これは松原造園の仕事じゃなくて、左官屋さんの仕事になるんですが。

露天風呂の土間打ち。


 
真砂土色のカラーコンクリートです。

 

コンクリートが少し締まったのを見計らって、筵(むしろ)を被せ、コンクリートの表面に筵の型を付ける筵スタンプ仕上げ。

乾いたらこんな感じで仕上がり。

 
 
 
何度か洗えば、多分もうちょっと落ち着いた色になると思います。

建物周りの足場も取れました。

 

建築の方も順調なようで、順次屋内のクロスも貼ってきてるようです。

我々松原造園もウカウカしてはいられません。
建物正面の石組に着工していきます。

 

見よ!この石組を!
一つ一つの石どもの、嬉しそうな表情を!
その辺のただ並べてるだけの、そんじょそこらの石組とはワケが違うぜ!

などと、自己陶酔して自分を奮い立たせながら進めていきます。

 

なかなか気持ちのいい時間です。

ぼちぼち露天風呂の方から植栽を進めていきます。

露天風呂は大層なことに、ちょっとした材料でもレッカーを使用して搬入せにゃなりません。

 

土も木も竹も。
竹を植えたら仕上がりの感じが出てきました。

 

竹が入ると涼しげに見える写真ですが、気温は摂氏35度。
じっとしてても汗がしたたり落ちる暑さです。

そんな中、連日朝から晩までみっちり気張って、疲れ果ててるはずなのにこの笑顔。

 

あともうひと踏ん張り、頑張りまっしょいや。

続きの記事↓↓
源氏の湯 ついにオープン。