とうとう今年も残り一か月をきってしまいましたね。
年末は毎年忙しくさせていただいております。

まぁ毎年ブログに書いていますが、
大体皆さん『正月はきれいなお庭で迎えたい』と考えますので、
年末のこの時期、我々の稼業はひっぱりダコなんです。

「松原さん早く来て~」とか、「ウチにはいつ来てくれんの?」とか。
電話がじゃんじゃん鳴ります。人気者です。
ただし、期間限定。
正月が来たら、あれほどうるさかった電話もピタリと鳴り止むんですが。

ともかく、年内の仕事を年内にきっちり納めて
松原造園も無事に人並みに正月を迎えることができるのか。

とっても心配な今日この頃で御座います。

もちろんお庭のお手入れで忙しいのもさることながら、
いろいろなお仕事もさせていただいております。

最近でしたら、奈良県の宇陀市ってとこまで行ってきましたよ。

宇陀市でお仕事をさせていただくのは初めてです。
行ったこともないもんで、かなり遠いんだろな~なんて思ってましたが、
名阪道路を使って片道1時間半。
意外とそうでもないんですね。

春覺寺というお寺に十三重の塔を建てるお仕事です。

 

この日は基礎コンクリート打設完了。

ここに十三重の塔が建つことになります。

 

境内からの眺め。
この田舎っぷり。大好きです。

京都の京田辺市で小庭園もつくらせていただきました。

『樹木は既存のものを使う』という条件のもと、順調に作業は進んだんですが。。。

 

写真左下。

く~っ!!ちょっとだけ青那智の砂利が足りませんでしたっ。
今、追加発注してます。。。

城陽市の商工会議所の玄関前に展示庭園を
設置させていただくようになって、今年で4年目になります。

1年に1度、毎年この時期に模様替えをさせていただいてまして。

 

今年は流木がメインのオブジェ。

こういう所で新しいことに挑戦して勉強させていただいて、
将来のでっかい夢へのホップとステップにさせていただこうと思っております。

そして、つい3日ほど前から『百万遍さん』の愛称で親しまれる
知恩寺の塔頭『養源院』のお手入れに入っております。

 

本格的に養源院さんのお庭をお手入れさせていただくのは今年からです。

江戸時代のからのお庭だそうですが、本職に頼むのはこれが初めてだとか。
とはいえ、日々のお手入れは行き届いており、雑草は一本もない、苔の綺麗なお庭です。

ただ、主木が枯れてしまうというような、必要なものが足りないといった場合や、
大きくなり過ぎてしまった樹木であったり、
実生で生えてそのまま成長してしまった樹木であったりと、
庭全体の構成は残念ながら崩れているといった状況です。

そんなところを今後、ご住職とお話ししながら、どうしていくか。
というような、将来が楽しみなお庭です。