8月5日(3日目)

…やっちゃいましたね。

昨晩の宴会のことです。

宴会の事↓↓↓

http://ameblo.jp/matsu-niwa/day-20100811.html

ええ歳して、はしゃぎ過ぎちゃいました。

2日酔いってほどではなかったのですが、庭づくりを進めるのが精一杯だったようで、さすがに写真を撮るほどの余裕もなくなっていたようです。

ですので3日目の写真の数はなんと1枚だけ。
で、その1枚がこれ。

庭志から庭師へ

3日目作業終了時の1枚ですね。

2日目と比べると、奥に流木が入ってます。
この流木、想像以上に大きかったです。

庭に入れてみると、横に据えた石と高さが並んでしまいました。

これでは石と流木、お互いを引き立て合うどころか、殺し合ってしまいます。

これは計算違いです。
誤算です。

しかし、かといって変わりのものを今更用意する時間なんてありません。

流木を少し掘り下げてみます。

あまり埋め過ぎると、不自然なのでほどほどに。

違和感を感じない、ギリギリのラインで据え直し…

あとは、なんとか植栽で工夫してみましょう。

それと、竹垣が完成しています。

蹲踞(つくばい)の土壁も塗ったんですが、夕立に備えて養生していたので、写真ではシートが被せられてしまってます。

そしてこの日、武蔵さんとはお別れです。

一足先に熊本に戻られます。

8月6日(最終日)

武蔵さんなき後、残りの4人で予定まで完成させねばなりません。

全体の仕上げと三和土(たたき)がメイン作業です。

三和土ってのは、セメントがなかった昔、土間を固めるために使われていた工法で、土と石灰、水を練り混ぜて固めます。

3種類を混ぜ合わせるので『三和土』と書いて、締め固めるとき、パンパンと叩くことから『たたき』と呼ぶのでしょう。

今の時代、なかなか三和土なんて仕事をする機会に恵まれません。

コンクリートの方が、簡単に綺麗に仕上がるし、強度もあります。

そして安いんです。

一般住宅の庭づくりで、三和土をするなんてことはまずありません。

ですから、せっかくのこの機会に、ぜひやってみようということで。

いわば練習ですね。

しかし、連日の猛暑。

メンバーの表情にも若干疲れが見えています。

三和土を施工中、夕立に見舞われはしましたが、どうにかこうにか無事終了しました。

1期工事終了時点での、全景写真です。

庭志から庭師へ

写っているブルーシートは、三和土が雨に濡れないように養生しているものです。

せっかくなので、外して撮りたかったのですが仕方ありません。

残りの作業となる、植栽と前面のタイル張りは2期工事に予定しています。

設計時点で描いたパースとは若干変更する部分も出てきました。

それはそれで、想定内です。

図面は図面。現場は現場。

実際に施工しているときの、インスピレーションが大切ですから。

もちろん、パースよりも良いものを目指して。。。

それにしても、楽しかったですね。今回の庭づくり。

そりゃそうか。どっちかっていうと、遊びなんだから。

ウチの息子が、ポケモンのプラモデルを夢中になってつくっている、アレとなんら変わらないんですもの。

気の合う仲間と、仕事を忘れて自由な庭づくり。

そりゃ楽しいに決まってます。

ただ、息子と少しだけ違うのは、まかりなりにも自分には社会的地位があるということ。

私がこうして4日間、出展庭園づくりに没頭していられたのは、私の代わりに会社を切り盛りしてくれた人たちがいたということ。

そのことを忘れてはいけませんし、それなりの成果もあげて、なんとか報いなければなりません。

小学4年の頃、途中で投げ出し、頭と手足のない悲しい姿で放置されたガンダムのプラモデルように、半端は許されません。

小学6年の頃、木工作で作った折りたたみ椅子が、最終的には折りたためない椅子に仕上がってしまったような、妥協は許されません。

もう2期工事が約2週間後に迫っています。

そろそろ打ち合わせや材料の準備に入らねば。

2期工事へつづく