今秋の9月18日から約2ヶ月間に渡って、奈良遷都1300年祭の一環として開催される

「やまと花ごよみ2010」。

庭志から庭師へ

http://www.yamatohanagoyomi.jp/

花と緑をテーマにした楽しい企画満載の一大イベントなんですが、なんといっても一番の大目玉は、地元の業者さん、あるいは大手メーカーなどがこぞって参加している展示庭園ブースです。

与えられた敷地内に、各企業、総勢約60社が、それぞれのテーマで庭園を作成し、技術を競い合うというものです。

自分たちの想いを表現し、自社を目一杯アピール出来るチャンスだということで、各企業の意気込みは凄まじいものがあります。

このイベントに、ちょっとしたきっかけがありまして、松原造園も出展することになっています。

↓そのいきさつはコチラ

http://ameblo.jp/matsu-niwa/theme5-10017242365.html#main

そうです。このブログを通して知り合った、同じ造園業を生業とする仲間たちと、『C.S TOKUSA』というチーム名で出展するんです。

我々の出展目的は『企業のアピール』ではありません。

我々の目的はただ一つ。

普段は別々の土地、別々の会社で、それぞれが仕事をしている間柄だけれど、この造園という仕事が大好きな仲間たちと、一緒に『庭』をつくってみたい。

そして、できればその庭を評価されたい。
良い庭だと褒めてもらいたい。
ひょっとしたらひょっとして、仕事も舞い込んでほしいです。

そんな欲深い所も少なからず、ないわけではないでのですが。

で、そんな『やまと花ごよみ2010』の開催まで、あと80日を切ったということで、7月2日の第2回目の打合せに行って参りました。

約1時間ほどの説明会。

総勢60社ほどの企業が、それぞれ重機や車で乗り込んで来るわけですから、それなりの秩序と制約は必要です。

説明会の主な内容は、その辺の注意事項と、あとは工事の日程ですかね。

工事は1期工事と2期工事に分かれます。

1期工事で概ね仕上げておいて、2期工事で植栽。それと、最終の調整。

結局、1期、2期と分かれているのは、開催までの水遣りの手間を省くためです。

ちなみに、1期工事は8月の3日から7日までの5日間です。

説明会の後、開催地となる馬美丘陵公園への視察。


庭志から庭師へ

おぉ。ここが開催地となる馬美丘陵公園ですか。

開催へ向けて、工事が急ピッチで進められています。

そしてここが、チーム『C.S TOKUSA』が出展する敷地です。

庭志から庭師へ

4m×5mの20㎡の区画。

約80日後には、ここにこんなヤツが出来るわけです。

庭志から庭師へ

概ねのデザインは私です。

デザインのコンセプトや大まかな説明は、以前にブログで説明しています。

ちなみに、コチラです。↓

http://ameblo.jp/matsu-niwa/day-20100309.html

このデザインを基盤として、これに皆さんの意見を盛り込んで作庭します。

庭の名前も決定しています。

当初、私は

『赤い毛氈なら抹茶、イスとテーブルならコーヒー、

どちらもきっと美味しいに違いない庭』

っていうタイトルを付けたんですけどね。

庭園名は15文字以内が決まりなんですって。

ですので、あまりにも長過ぎるこのタイトルは却下。

で、どうしよっかなぁなんて迷っていますと、ブログ仲間のクレマチスさんから良いアドバイスを戴いたので、起用させていただきました。ズバリ、

『利休のコーヒーブレイク!!な庭』

どうでしょう。

私は、軽い感じが気に入っています。

え?利休が軽くないって?

いやいや。利休って名前は確かに軽くはないですけどね。

そのあとの、『コーヒーブレイク』っていう片仮名と、『!!』マークが名前の重みを打ち消してくれています。
それに、別に利休じゃなくて、織部でも遠州でも、何でも良かったんですよ。
なんなら龍馬でもいいんです。ここは。

私の考えた、長いタイトルよりはいいと思います。

とにかく、開催まであと2ヶ月とちょっと。

ぼちぼち本格的に材料の調達なんかも始めなくてはなりません。

細部の収め方なんかも、考えていかねばなりません。

メンバーが鎌倉や熊本などと、あちこちバラバラですので、なかなか思うように捗りませんが、そこは情熱でカバーして、必ず大成功に収めたいと思います。

乞うご期待!! ということで。

1期工事、着工!!へつづく