ちょうど、去年の今頃になります。

会社内で有志を募って山口県に研修旅行に行きました。

目的はタイトルの通り、きらら庭園フェアと毛利氏庭園の視察。

この研修記は松原造園のホームページに既に掲載しているのですが、せっかくなのでブログでも紹介したいと思います。

有志を募ったのでありますが、結局は私を含め、3人での研修旅行となりました。

庭志から庭師へ 庭志から庭師へ 庭志から庭師へ

左からワタシ、松本、金山。

研修旅行といっても、1泊2日の貧乏旅行です。

ホントは2泊くらいしたかったのですが、1日遊ぶと1日分の稼ぎなしということになります。

これはキツイです。

てなわけで、1泊2日の少し慌ただしい旅行にはなりましたが、男三人。仲良く行ってきました。

 京都駅から新幹線で山口県に到着。

庭志から庭師へ
われわれ、山口県は初めて来ましたが、正月明けの週末のためか、結構閑散としてました。
 さあ、レンタカーで張り切っていきましょう♪

レンタカーをすっとばして、向かった先は。。。

いきなり寄り道です。

同行者の金山クンが持っているパンフレットに、『山口県おすすめスポット』として載っていた秋芳洞です。

秋吉台の地下100m、その南麓に開口する東洋屈指の大鍾乳洞「秋芳洞」。東洋屈指というからには、「ここまで来たからには見に行かねば」ということで、研修とはあまり関係がないようだが、来ちゃいました。
庭志から庭師へ
写真は秋芳洞の入口です。洞内からの水は三段の滝となり、飛沫を舞い上げながらコバルトブルーの川面へと流れ落ちていきます。
その風景はまさに絶景です。  来てよかった…。
ちなみに、パンフレットに載っていた写真もこんな感じの写真でした。

行きたくなりますよね!?
奥へと進みます。

庭志から庭師へ
洞内の様子です。

鍾乳洞なんて、何年ぶりでしょうか。小学生の頃以来です。

庭志から庭師へ
外は雪が降っていて、特別寒い日でしたが、洞内は年中17度前後らしく、暖かかったです。

そして、この秋芳洞の地上部に位置する秋吉台は日本最大の石灰岩台地。

庭志から庭師へ

なるほど。この石灰が水に溶け、地下の洞くつに滴り落ちてあのような造形を形成していったのですね。

庭志から庭師へ

面積約130k㎡。
秋吉台ははるか昔、遠い海でサンゴ礁として誕生しました。それから約3億5千万年、ドリーネや鍾乳洞が発達した石灰岩の台地、カルスト台地となったそうです。

秋吉台もそこそこに、先を急ぎます。

1泊2日ですからね。

せっかく山口県まで来たんですから、一つでも多く見に行かなければ。

次に向かった先は。。。

山口県と言えば萩、萩と言えば明治維新 発祥の地。
ということで、これこそ研修に何ら関係がないんですが、個人的な趣味で吉田松陰神社を訪れました。

庭志から庭師へ

ここには松下村塾が今も現存されています。

庭志から庭師へ

この小屋で幕末に奔走した長州の志士たちが吉田松陰のもとで学んだのです。

庭志から庭師へ

しかし、ホントに質素ですよね。

でも、この小屋は松陰のもとで学びたいと集まった若者たちが建てた小屋なんです。

そう考えると、立派なものです。

身はたとひ 武蔵の野辺に朽ちぬとも 留置まし大和魂

歴史を少しかじっている私。

私の頭は幕末にタイムスリップして、同行者2人に熱弁を振るいます。

しかし、先にも言いました通り、先を急がなければなりません。
口角泡を飛ばす私を尻目に、彼らはすたすたと車に乗り込みます。

そして私は幕末の興奮がいまだ醒めぬまま、レンタカーに乗り込む彼らの後を追うのでありました。

つづきます。

次回はタイトル通り、きらら庭園と毛利氏庭園です。