お盆前に兵庫県淡路島に行ってきました。

目的は海水浴です。

いえいえ、そうじゃございません。

海水浴もついで?で行くには行ったのですが、本当の目的は瓦屋さんとの打合せです。

兵庫県伝統的工芸品「淡路鬼瓦」指定窯元の株式会社タツミさんにお邪魔して来ました。

ここ、すごく凝ったギャラリーがあります。

庭志から庭師へ-tatumi

これ、タツミさんのブログから勝手に拝借した画像です。

ほんの一部なんですが、めっちゃ素敵でしょ。

あちこちに面白い商品がてんこ盛りです。

鬼師がつくる瓦は屋根の上だけに留まらず、庭やインテリア、食卓まで拡がり、デザインや趣向において、様々な挑戦をされています。

詳しくはタツミさんのホームページで。

http://www.tatsumi-oni.co.jp/index.html

ブログもあるんです。

特に写真が上手で、鬼師の仕事っぷりと淡路の風景。ゆっくりと堪能して下さい。

ホントに一度、覗いてみて下さい!!めっちゃ愉しいですから♪

そうそう、

以前、このブログでも紹介させていただいた、京都市岩倉の庭。

そこで使った瓦は、実はこのタツミさんの商品なんです。

庭志から庭師へ-kiyo21

この庭です。

で、今回、特別に作っていただきたいモノがありまして、その打合せに行ってまいりました。

ついでに、工場内を見学させてもらったので、是非紹介させていただきます。

只今製作中の鬼瓦。

庭志から庭師へ-tatumi01

これは、朽ちてしまった鬼瓦の復元だそうです。

オリジナルはこれです。

庭志から庭師へ-tatumi02

「阿」と「吽」、対の鬼瓦。

実際に鬼師が彫っているところは残念ながら見れませんでした。

他にも

庭志から庭師へ-tatumi03

様々な作品が展示してあり、とても興味深く拝見させていただきました。

庭志から庭師へ-tatumi04

燻しづくしでしょ。

瓦を焼く窯も見学させていただきました。

庭志から庭師へ-tatumi05

この窯が数個並んでいました。

私、知らなかったんですが、この窯で例えばホームセンターでよく売ってるテラコッタの植木鉢とかを焼くと、燻し色に焼きあがるんですって。

もちろん、「ええっ!?何でですか!?」って聞きました。

ものすごく親切に教えて下さったのですが、残念ながら忘れてしまいました。。。。

只、説明を受けた時、エラく感動したことだけは覚えています。。。。

肝心の打ち合わせの内容なんですが、コレです。

庭志から庭師へ-tatumi07

筧です。 カケヒと読みます。

よく竹で作るんですが、瓦でつくってみようと。

瓦は欠けやすいので、あまり厚みをうすく出来ません。

ある程度の厚みが必要です。

どこまで望んだデザインに近づけるかわかりませんが、取敢えずつくってみようと。

庭志から庭師へ-tatumi08

焼き上げる前にメールで画像を送っていただきました。

この筧、現在施工中の精華町の庭に取り付ける予定です。

乾燥から焼き上げまで1か月ほどかかるので、お施主さんには少し待ってもらわないといけませんが・・・。

他に、水鉢も数点、依頼しています。

初めての試みなので、立派な商品となるか、失敗作となるか。

京都と淡路島。遠いと言えば遠いし、近いと言えば近いんですが、これからの打合せは、ほとんどメールでのやりとりになりそうです。

出来あがり次第、また報告させていただきます。