先日、造園技能士の講習会がありました。

毎年、松原造園の職人が講師として参加しているのですが、私も役員とて講習会の準備などをしています。

この試験、みんなが嫌がる過酷で悲惨な試験なんです。

技能士試験なんて聞きなれない方の為に、少し説明しますと、

専門的な技術を要する職種毎に、技能士という資格があります。

この技能士という試験、色々な分野に於いてあるようですね。

造園の場合は1級~3級とあります。

試験の内容は造園の場合ですと、

まずは筆記試験。

次に30cm程度の枝から樹種を見極める試験。

それと、決められた設計の庭を実際につくる実技試験があります。

この実技試験が、恐ろしく過酷なんです。

試験時間が3時間で、その間に設計図通りの庭を寸法どおりに完成しなければいけません。

ハッキリ言って、誰がやっても1回目は絶対に時間内に出来ないでしょう。

それ程、内容が濃く設定してあります。

とにかく、図面を頭に叩き込んで、練習あるのみです。

さらに、試験日が毎年8月の後半なので、酷暑の中の試験となり、いつも受験者は川に飛び込んだみたいにパンツまでビショビショです。

庭志から庭師へ-ginou

可哀そうなことに受験者は、この暑い8月、平日は仕事でこき使われ、休日は技能士試験の練習という悲惨な目に合います。

こんな悲惨な目、もう2度と会いたくない。

と、思ってみんな頑張るんですが・・・

やっぱ落ちるんですよ。半分くらい。。。。