京都市 岩倉の庭がようやく完了いたしました。

私がデザインした、瓦の照明の制作に少々時間がかかりまして。

今日、ようやく取り付けが完了しましたので、早速ご報告したいと思います。

まずは和室の庭です。

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瓦の製品を主に使った庭です。

鬼瓦と半丸の瓦玉を壁の装飾に。そして瓦の照明。

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景石には青石を使っています。

足元は杉苔。植栽はウメモドキです。

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この鬼瓦、くぼみや曲線が丁寧に細工されてるでしょ。

さすが淡路の瓦屋さん。いい仕事してます。

続いて浴室の庭です。

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目隠しが必要なため、限られたスペースでの工事になりましたが、シンプルにあしらいました。

ここも、瓦製品をメインにしています。

和室に続いて、瓦の照明。

伊勢ゴロタの上に無造作に瓦玉を据えました。

植栽は日照率が格段に悪いため、陰樹の椿です。

風が通るように、目隠しをルーバーにしました。

リビングからの庭はウッドデッキがメインです。

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花田クンが最後の芝張をしてくれてます。

最後になってしまいましたが、正面の玄関前です。

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正面は、私の仕事というよりも、建築の方がメインですよね。

でも、ひとつ、注目していただきたいのは左角に写っている茶色の丸い物体。

これ、ホースの格納庫になっています。

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ホースって絶対庭には必要ですよね。でも、ホースって野暮ったいですよね。

最近は色々とデザインされた外国製のホースも売ってるみたいですが、せっかく綺麗な家や庭をつくっても青いホースが庭の角に巻いてあったら残念です。

これなら気にならないでしょ。

信楽焼で有名な滋賀県の信楽町で探してきました。

実際は花器として使用するものなんですが、下に穴を開けて、ホース格納庫に使いました。

ホースが入っているのを見ると、ホースをしまう為につくったんじゃないかと思うほどのデザインです。

しっくりきてます。

片道1時間半。少し遠い現場ではありましたが、本当に楽しく仕事をさせていただきました。

これから夏本番です。

植栽したての木の水やりは大変でしょうが、頑張って大切に育ててやって下さい。

また、ひと月経ったくらいに、寄せていただきたいと思います。

ありがとうございました。