先日、山野草のための花壇をつくる依頼がありました。

奥さんの趣味で、増えに増えた鉢物を何とかするために、家の裏のコンクリート土間を一部撤去し、そこに花壇をつくって地植えしたいとのことでした。

庭志から庭師へ-城陽市G邸2

家の裏はこんな感じでした。

植木鉢がずらりと並んでいます。玄関の前にもたくさんありました。

ここに花壇をつくります。

夜露があたるよう、波板の屋根を1mほど縮め、コンクリートブロックの壁も味気ないので、竹垣をつくりましょう。

庭志から庭師へ-城陽市G邸

完成です。

花壇の指石は吉野石を使いました。

土留めと景石を兼ねて桜島産の薩摩軽石を使用しています。

薩摩軽石は苔のつきがよく、山野草にはぴったりです。

竹垣は、素朴にしたかったので、白竹を縦に使い、天端を乱れにし、質素な感じに仕上げました。

庭志から庭師へ-城陽市G邸3 

鉢物の植え付けは、奥さんと一緒に行いました。

珍しいものも多く、奥さんに教わりながら「あーでもない。こーでもない。」とお施主さんと一緒になってつくりあげていくのは僕は大好きで、とても楽しかったです。

丁度、植え付け時期が目吹きの頃だったので、これからが楽しみです。(ただ、日当たりがあまり良くないので、それだけが心配です・・・)

帰りに斑入りのヤマブキを分けていただきました。大事に育てたいと思います。