かなり前のこと。

去年の12月になります。

 

東大阪で坪庭をつくらせていただきました。

といいましても、元々あったお庭の土台を残してつくり直す、改修工事になります。

 

お若い夫婦が住んでおられまして「出来るだけ手がかからないように。でも、応接室からも見える場所なので、ちゃんとした庭の体に」というご依頼でした。

 

ええ。わかりますとも。

 

お若いご主人なんて、まだまだ仕事バリバリですから。

家のことなんて構ってられません。

 

若奥さまにしたって、お綺麗な方で、とてもアウトドア派には見えませんから「日焼け嫌」「ムシ嫌」「土触るの嫌」で結構かと思います。

 

だって僕もムシが苦手ですもの。

仕事ゆえに、鳥肌立たせながらも我慢してやってますけど。

 

 

 

 

・応接室にふさわしい庭で

・出来るだけ手間がかからないように

 

 

 

承知いたしました。

気持ちわかりますもの。

任せてください(`・ω・´)ゞ

 

そんな僕が今回つくらせていただきましたお庭はこちら。

 

 

 

 

 

管理しやすいといえば、石庭でしょう。

 

伊勢ゴロタを敷き詰めまして、セメントで目地を入れました。

これでもう、雑草の心配は御座いません。

 

植物はムシが付きにくくて、丈夫で、大きくなりにくい〝おたふく南天〟や〝アオキ〟、〝玉竜〟を使いました。

 

 

 

 

屋上にありましたBBQ広場から見ても、なかなかの眺めです。

 

 

 

 

 

もし鉄平石のような平たい石を張っていれば、平面的な大して面白くない空間になってしまったように思います。

 

ここに丸みを帯びた伊勢ゴロタを張ることで、明るくてシンプルだけど飽きがきにくい空間となることを狙いました。

 

 

もちろん応接室から見ても素敵な庭に仕上がってます。